東神観光バス株式会社
モービルアイを導入後、事故が激減
東神観光バス株式会社は、本社が愛知県豊橋市にあり、スクールバス運行などの送迎業務や、観光バスなどの貸切バス業務を行っています。大型バス、中型バス、マイクロバスと顧客ニーズに合わせて対応できる車種を所有しています。
モービルアイの導入経緯
2016年に起きた軽井沢スキーツアーバスの事故から、バス業界の中で安全に対する規制が厳しくなりました。元々デジタコを導入していましたが、更に安全を強化するという所で、モービルアイを採用しました。定期的に走るスクールバスや長距離を走るような車に、モービルアイを優先的に設置しています。
モービルアイ導入にあたっての不安
モービルアイの効果が分からなかったので、警報数のデータを処理しながら活用方法を考える必要があると思いました。導入当初は、警報音が鳴る=お客様がうるさいのではないかという印象でした。ドライバーからも「警報音がうるさい」という話も出ましたが、「警報音が鳴るような運転をしているわけだから、警報音の鳴らない安全な運転をするように意識を変えようよ」ということは伝えました。
モービルアイの効果
モービルアイを導入前は、対物、車対車の事故が時々ありましたが、今では事故が年間10件近くあったところから激減し、ゼロになりつつあります。モービルアイ導入前よりも良い方向に向かっていますので、設置していない車にも今後モービルアイを設置していきたいと思います。
ドライバーの変化
安全に対する意識、モチベーションが上がったなと感じます。実際に運転している最中に、警報音が鳴るので、ドライバーも自分の運転に対する意識が変わってきていると思います。
車間距離警報について
車間距離を空けることで、事故に直結しないことであっても事前に対応して避けることが可能になりますので、直接事故に繋がるようなことが減ってきていると思います。
自動ブレーキとの考え方
新しい車だと自動ブレーキが元々備わっていますので、モービルアイで二重の安全対策になるので助かっています。自動ブレーキがあるから良いということではなく、最終的にはドライバーの運転操作でないと車は制御できないと思っています。自動ブレーキが作動する前に、モービルアイの警報が鳴る事で、ドライバーが最終的な判断をして車を制御し、コントロールすることができますので、良い事だと思います。
ドライブレコーダーとの違い
ドライブレコーダーはドライバーに対する動向を把握するものであり、事故を減らすという視点ではないと思いますので、モービルアイとは分けて活用しています。
データ連携や運転者評価について
モービルアイを導入して終わりではなく、警報数データなどをドライバーに見せることにより、運転の意識改革に役立っています。車間距離、車線逸脱、停止時間の車間距離などを確認することができ、ドライバーの運転の癖が分かります。指導が楽になってきていますので、安全指導に繋がっていくと思います。
感想
事故を起こす事は、会社の名前に傷がついてしまいます。お客様相手の仕事ですので、お客様から足が遠のいてしまうと仕事になりません。モービルアイを導入して事故が減少し、会社に対してプラスになったので、モービルアイを導入して大変良かったと感じています。